マーケティング思考を鍛えたいけど、よくわからないという人へ。
まずは身近なところから考えてほしい。そう、日々の買い物です。
そもそもマーケティングとは何か?
マーケティングとは売ることであり、裏を返せば買うことです。
朝、コンビニでコーヒーを買ったり、ランチの定食屋を決めたり、ネットで本を買ったり、休日には、どこのショッピングモールに行こうか考えたり。
毎日、何かをどこかで買っている。
その買い物に注目して、マーケティングとは何かを考えよう。
マーケティングとは売ること
マーケティングとは何か?
それはつまりは売ることであり、その反対側には買う人がいる。
逆に言うと、買い物をするぼくたちは、マーケティングされている、とも言える。
買い物によって、売る側のマーケティングが成功している。
買う行為に着目する
マーケティングする側は、どんな場所でどんなパッケージでどんなキャッチコピーを付けて、いくらにしたら売れるか徹底的に考えている。
それをぼくたちが買うときは、そのマーケティングにまんまと乗せられて買っている。
たくさんの選択肢の中からぼくたちはそれを選んで買っている。
「買う」という行為に注目して、なぜそれを買ったのか、他と比較して何が良かったのか、決め手となったのか、それを考えると「売る側」のマーケティング戦略が浮き上がってくる。
マーケティングとは何か?が浮き上がって見えてくる。
コンビニでのマーケティング例
たとえば、仕事帰りにビールを買おうと考えて、駅前のコンビニに立ち寄る。スーパードライや一番搾り、黒ラベルからマルエフまで。
今日は麦芽の感じよりキレがあるのがいいからスーパードライにしようとか、マルエフのCMが頭によぎったからなんとなくマルエフを選んでみたとか、ハッキリしてても曖昧でも、それを選ぶ理由が何かしらあるはず。それを考えると、売る側のマーケティング思考を考えることができる。買うという行為は、その売る側のマーケティングに1票を投じるとも言える。買い物はその企業への応援とも言えるし、投票にも似てる。
自分の買い物だけでなく、家族や友人が何か買い物をしたときに、なんでそれを選んだのかを聞いてみるようにすると、だんだんマーケティング脳が鍛えられていく。マーケティングとは何か?が見えてくる。