相手に何か交渉し、プランを決定してもらいたい時、自分が意図するプランを選ばせたいですよね。
難しいプランや厄介なプランを上司に選ばれると、あとから大変になるのは自分です。
うまく仕事を回すために、自分が意図するプランを選ばせたいものです。
心理学を使った「選ばせるコツ」があります。
そのコツは、本命案の劣化版を作ること。
心理学で劣化版を作って本命案を選ばせる
心理学を使って選ばせるコツがあります。
例えば通したい企画の本命プランがあるとします。
そのプランを通すためには、どうすればいいか?
それは本命プランの劣化版を作ることです。
よくある、松・竹・梅の3プランを提示すれば、真ん中の竹を選びやすい、という方法に似ていますが、梅ではなく、竹の劣化版を用意するイメージです。
・竹
・竹の劣化版
劣化版で比較しやすくする
竹の劣化版を作ることで、竹と竹の劣化版を比較しやすくなります。
コンセプトの異なるA・B・Cの3つのプランだったら、なんとなく気に入ったプランを選びがちだけど、A・B・Bの劣化版だったら、BとBの劣化版で比較しやすくなります。
その結果、Bプランを選びやすくなる、というプロセスです。
心理としては、似たものをまずは比較してして、優劣をつけたがる動作に着目しています。
選ばせるプランの身近な例
例えば、焼肉の食べ放題プラン
B:満足プラン 3900円
C:お手軽プラン 3500円
→デラックスプランは、豪華なメニューも食べ放題だけど、そこまでいらないし、お手軽プランと満足プランを比べると、ドリンクに差があるからプラス400円程度なら満足プランにしておこう、みたいな感じで選んでしまいます。
例えば、スマホ料金プラン
B:50GBしっかりプラン 2000円
C:5GBライトプラン 500円
→200GBも使わないし、5GBじゃ物足りない。50GBのしっかりプランで、みたいな。
大事なのは、意図的に比較をさせて、選ばせるということ。
B:本命の選ばせたいプラン
C:Bの劣化版
心理学を使って、BとCを意図的に比較させて、Bを選ばせよう。